オズモール　女性・OLのための情報サイト

私がいたのはもう３～４年前なので古い情報ですが、
お役に立てばと思い、レスします。

夏のエルミタージュが混雑するのは、入口です。
中に入ったら荷物を預けなくては展示室に入れないこと、
並んでいる人数に対してチケット売場が少なすぎること、
クローク、チケット売場、展示室へ向かう人々が交錯することで
建物に入ってから展示室までの効率がとにかく悪いので、
建物の外に長蛇の列ができてしまいます。

中は本当に広く、膨大な作品数がありますので
日本の企画展のように１つの作品に対して
黒山の人だかり、という混み方はしていません。

入口の混雑を避ける方法は、残念ながら運まかせだと思いますが
コツがあるとすれば、自分の列と順番を確認すること。

たとえば夏のツアー客が多い時期は
ツアー客用と一般客用の列が別だったりしますので、
列に延々と並んでいたらツアー客の列だった、なんてことがあるの
です。
列の先頭、入口付近にいる警備員のようなお兄さんに
自分が並ぶべき列を確認してから並んだ方が無難です。
また、並んでからも順番を死守してください。
というのは、外国人の観光客はまだいいのですが、
ロシア人はきれいに1列に並んだりせず、
いつの間にか列が崩れて横入りされたりしますので・・・。

あとは、お財布くらいしか入らないような小さなバッグなら
クロークに預けなくても済みますので、時間の短縮になります。

上手な回り方は、順番に全部見ようとしないことです。
（どのガイドブックにも全部見るには○年かかる、とありますが）
目的の作品や部屋を決めて、そこだけまずまわってしまい、
残った時間で気になる作品や建築などを見ながら
散策することをお勧めします。

お勧めの場所や作品としては、
ファルコネの彫刻「天使のいたずら」や
マチスなどの作品のある西洋絵画の部屋、レンブラントの作品。
部屋では、書斎、パビリオンの間、ラファエロの廊下、チャペルな
どです。
他にもすごいものがさりげなく、たくさん飾ってありますが。

特に「パビリオンの間」にある孔雀のしかけ時計は
週に1回（たしか）動かす時間があるので、
時間があえばぜひ見てください。ちょっと笑えます。

展示室におばあさんが座っているので、
道に迷ったらガイドブックを示して、教えてもらってください。
（ロシア語オンリーの人がほとんどですが・・・。）

日本の本はこの２～３年チェックしていませんが、
詳しいガイドブックはあまり無いと思います。
ペテルブルグのネフスキー通りの書店や土産屋、
大きなホテル、エルミタージュ前の広場では
エルミタージュのカラーの写真集のようなガイドブックがあり、
日本語版もありますので、それを買ってはいかがでしょうか。
エルミタージュ内のいたる場所でも、おじさんが売っていますよ。
（正規の書店が一番安いのでは、と思いますが）

夏のサンクトペテルブルグ、本当にいいですよ。
羨ましいです。
楽しんできてください！！