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まったく今さらメメントなんですけど、私達東海地区では
今公開中なんです。許してね。

超フクザツなあの映画。でもめっちゃくちゃ面白かったで
すね。エキサイトしてしまいました。
ストーリーも３日くらい考えてしまった。

で、私の解釈です。
あの映画はカラーの場面と白黒の場面が組み合わさってお
り、カラーは１０分ごとの逆回し、白黒は普通の時間の流
れで、ジミ－を殺すあたりで折り返してる、という構成に
なっている。
だから、白黒画面で、左足の毛をそり、電話でサミ－の話
～ジミー殺害～ナタリー～テディ殺すシーンへとつながる
わけですよね。

一人の男を殺す逆回しシーン（絶妙でしたね）。この男が
妻を殺した男だ、そう確信するレニー。なぜ確信した
か・・・写真のメモにあった「彼を信じるな、彼が犯人
だ、殺せ」の文字を見て。そしてそれは自分の境遇に同情
したナタリーという女が教えてくれた情報。
ではナタリーとは誰なのか？
実はこの女はジミーという麻薬のバイヤーの女だったの
だ。
ジミーは行方不明になった、と彼女は言っていたが実は知
り合う直前にレニーが妻殺しの男だとして殺してしまって
いたのだ。
ジミーを殺したあと、追いかけてきた麻薬捜査官のテディ
がレニーに「お前の奥さんは死んでいない、自分の病気が
原因で妻を昏睡状態にさせてしまったサミーとお前は同じ
だ。前にもひとり、ＪＧというイニシャルの男を殺しただ
ろう、これがその時の写真だ」と、レニーが笑っている写
真を示した。「俺はサミーのようなへまはしない・・・俺
はサミーではない」と呪文のように言っていたレニーはこ
のテディの話に逆上し、悪いがお前の話は忘れるよ、と彼
の写真に「Don'ｔ　believe　his　lies」とメモし、同時
に自分が笑っている写真とジミーの死体の写真を燃やして
しまう。そして、そのメモのせいで、テディの言うことは
ことごとくウソになってしまい、ひいてはナタリーという
麻薬バイヤーの女に巧妙に利用され、テディを殺すことに
なってしまったのだ。

と、ざっと書いてみましたが、私はこの映画に妻殺しの犯
人は出ていないと思ったんです。一緒に観た彼氏は真相が
あるんじゃないのか？と言ってたんですが、
思うにこの映画の面白いところは、犯人探しではなくて、
１０分しか記憶のもたない男が、メモという手段でものご
とを行っていくしかなく、でもそのメモでたったひとつ間
違えてしまったために、犯してしまう間違い・・・みたい
なとこじゃないかと思うんです。
で、レニー自身記憶のない男ですが、記憶のある私達をも
試すような複雑な構成。最初にテディが犯人だとして観て
いるので、まるでそれが先入観になってしまい、最後のど
んでん返しに持っていっているところ。などなど言い出し
たらキリないですが。

教えて欲しいのは、最初、どうしてジミーと接触をもった
のか？奥さんは死んでなくて、病院にいる、みたいなこと
言ってましたが、具体的にどうなっているのか？
テディはどうしてレニーのあとを追ってきたのか？
サミーの話が結構核のような気がするのですが？？
などなど。時々字幕が早くって、掴めなかったことがあり
まして。
どなたか教えて下さいませ。長くなりました・・・。