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東京国際女子マラソン、優勝確実と思われた高橋選手が、
途中ペースを落としてしまい、エチオピアのアレム選手が
優勝でした。

高橋選手は前半好調だっただけに残念でしたが、レース
直後のアレム選手へのインタビューにはあぜん。
なにこれ？と聞いていて恥ずかしくなりました…。
見た方はいらっしゃいますか？

「おめでとうございます。高橋選手とのかけひきなど
レースはいかがでしたか。」
「2位の高橋選手に応援のエールをお願いします」

高橋選手がらみの質問ばかりで、短く終わりました。
優勝インタビューは、優勝者の健闘をたたえ、優勝を祝う
ものですよね。次の高橋選手が気になる気持ちは私もあり
ますが、優勝者に対するインタビューがこれでは、あまりにも
失礼じゃないでしょうか。

それに、健闘した新人選手にならともかく、オリンピックで
金メダルをとった選手にエールなんて贈れないものです。
困惑しながらも答えているアレムはけなげでした。
それを聞いている高橋選手もつらそうでした。

最近、スポーツ番組を見ていると、選手になれなれしく
タメ口で話しかけたり、「僕もサッカーやるんですよ」と
勘違いしたコメントを言うタレントや、選手に話させずに
自分の意見をしゃべりまくるアナウンサーなど、ちょっと
違うんじゃないの？と思うことがよくあります。

もっと、スポーツ選手を尊敬して、プロ意識というか、
インタビューの意味など基本的なことを考えてから仕事を
してほしい！

この時期としては異常な暑さの中でのレースだったので、
調整と違った苦しさとか、坂の多いコースの感想とか、
今後の抱負とか、聞くことはいろいろあるだろうに。

満場が応援している高橋を抜いて、思いがけなく勝って
しまった、と居心地の悪さを味わっていただろうアレム
選手に追い討ちをかけるような質問…。
アレム選手が本当にかわいそうでした。